Q. Claude Code を仕事で使い始めました。毎回それなりの結果は出るのですが、毎回それなりに手直しもしています。「指示をスキルとして残す」と聞きましたが、何をすればいいですか?
AIへの指示を「スキル」として残すとは、どういうことか
先に、答えを。
うまくいった指示だけでなく、判断基準・参考資料・確認手順まで、ひとつのまとまりにして保存することです。 「同じ入力なら、同じ品質の出力が出る」状態を作るのが目的です。 3回試して出力のばらつきを直したら、手順書として残し、担当者に1回やってもらいます。
「毎回それなり」から抜ける
Claude Code や Codex を使い始めた方が最初にぶつかるのが、この「毎回それなり」です。 結果は悪くない。でも、毎回少し違う。毎回少し直す。 これは、指示が会話の中に流れていって、次回に持ち越されていないからです。
抜け出す方法は、指示を「スキル」として残すことです。 スキルと言っても特別なものではなく、「この仕事はこうやる」を書いた1つのファイルです。
スキルに入れるのは、指示だけではない
よくある失敗は、うまくいった指示文だけを保存することです。 それだけでは、次に使ったときにまた「それなり」の結果になります。
残すべきは、次の4つをひとまとまりにしたものです。
- 指示そのもの(何を、どの形で出すか)
- 判断基準(この会社では、こう決める。この言い回しは使わない)
- 参考資料(良かった成果物の実物。過去の提案書、返信の見本)
- 確認手順(出力のどこを、誰が、何と突き合わせて確かめるか)
この4つがそろうと、AIは「一般的な答え」ではなく「この会社の答え」を、くり返し出せるようになります。
3回試して、ばらつきを直す
スキルを書いたら、同じ入力で3回試してください。 3回とも同じ品質なら合格です。 ばらつくなら、ばらついた箇所の判断基準が足りていません。 「ここは毎回違う」という箇所を見つけて、基準を一行足す。 これをくり返します。
担当者に1回やってもらって、完成
最後に、そのスキルを、社長以外の担当者に1回使ってもらいます。 社長には当たり前すぎて書き忘れていることが、ここで見つかります。 担当者が迷わず使えたら、そのスキルは「社長の頭の中」から「会社の仕組み」に移ったことになります。
ここまでできると、終了後もご自身で直し、育てていける状態です。 伴走で目指しているのは、この状態です。